ポイントは「アウトプットの可視化」エウレカが新卒採用に成功した理由

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《プロフィール》
梶原成親さん:
株式会社エウレカCTO室責任者。新卒でNTT西日本に入社。楽天株式会社、株式会社リクルートライフスタイルを経て、2016年、株式会社エウレカに入社。CTO室責任者として、現在は、開発チームのチーム・ビルディング、モダンな情報システム担当、エンジニア採用、技術広報などエンジニアを支える環境作りに幅広く従事。

鈴木裕太朗さん:
株式会社エウレカ Pairs JP Androidエンジニア。明治大学理工学部情報科学科に在籍中の大学4年生(インタビュー当時)。LAPRAS SCOUTを通じて2017年9月よりエウレカにインターンとして入社し、2018年4月に新卒社員として正社員登用。Pairs JPの UI / UXの開発を行う。

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LAPRAS SCOUTを通して中途採用でエンジニアを採用するケースが多い中、株式会社エウレカではエンジニアの新卒採用に成功しました。今回の記事では株式会社エウレカでエンジニア採用を担当している梶原成親さんと、LAPRAS SCOUTを通してインターン入社から正社員として登用された鈴木裕太朗さんにインタビューしました。

積極的にアウトプットしていく姿勢がエウレカにぴったりだった

ー 鈴木さんがエウレカさんからスカウトメールを受け取った時は学生だったと思うのですが、学生でも企業からのスカウトメールを受け取ることは多いですか?

(鈴木さん)採用サービスを通してスカウトメールが来ることはありますね。でも、LAPRAS SCOUTを通して送られてきたエウレカからのスカウトメールは他のスカウトメールとは違って、自分が作ったアプリの中身を見てちゃんと評価してもらっていることが文面から伝わってきたんです。前々からエウレカのCTOである金子さんの話には共感していたし、イベントでお会いしたエウレカの社員の方とお話ししたこともあり、面白そうな会社だなと思っていたため話を聞いてみることにしました。

ー 梶原さんが鈴木さんをスカウトしたいと思ったポイントはどんなところでしたか?

(梶原さん)自ら発信しているスタンスがいいなと思いました。彼は、GitHubに自分が作ったAndroidアプリを公開していたんです。そのアプリを見てみて筋が良いと感じたこともありますが、何よりも自分で積極的にアウトプットしているところがエウレカのカルチャーにマッチしそうだなと思ってスカウトメールを送りました。

インターンシップの場合、まだ学生なので技術的にものすごく差がついているということは多くないので、エンジニアとしてのスタンスがアウトプットを重視するエウレカのスタンスとマッチしているかどうかを重要視しています。そういう意味では、LAPRAS SCOUTのサービスは、アウトプットしている情報が可視化できるということがエウレカの採用方針にマッチしているんです。

ー 面談ではどんなことを話されたんですか?

(鈴木さん)自分が作ったアプリや過去のインターン経験について話しました。工夫したポイントや実装など、詳しく聞いていただけて、その場でフィードバックももらえたので、勉強になってすごく良い面談だと感じました。合計で3回の面接を経て、技術だけじゃなくて、エウレカの考え方、自分自身の考え方などについてじっくりと話をして、ここなら自分が成長できる環境だなと思えたので、インターンとして入社することに決めました。

(梶原さん)インターンの面談で注目しているのは成長意欲が強いかどうかですね。インターンしてもらうからには、成長できる環境を提供してあげたいという思いを強く持っています。もちろん私たちも時間をかけますので、キャリアプランを持っているか、ちゃんと目的を持ってインターンに参加してくれる方なのか、業務にちゃんとついて来てくれるのかをじっくり確認していきます。また、せっかくご縁があって一緒に時間を過ごす仲間なので、その先には相互の合意があれば新卒として歓迎したいという思いもあります。そういった背景もあり、エウレカのエンジニアのインターン合格率は16.7%という狭き門になっています。

ー 実際にインターンとして入社して、エウレカさんでの働く環境はどうでしたか?

(鈴木さん)今までのインターンで関わっていたサービスよりも大規模な開発を行っていると感じています。過去のインターンではAndroidエンジニアが自分だけだったので、独学独流で開発を行っていました。もちろんそれはそれで成長できたのですが、今は先輩がいるので比較することで初めて「自分はまだまだ基礎が足りていない」ということがわかりました。また、自分で発信して動いていくというエウレカのスタイルが自分にすごく合っていますね。エウレカはインターンシップでも発言することが自由な環境なので、発信していくことが好きな自分としては楽しいです。自分とスタンスが合う会社からスカウトがもらえたのは、今はとても良かったと感じています。

ー そこから正社員になったのは、やはりインターンとして働くうちにエウレカの魅力に気づいたからですか?

(鈴木さん)そうですね。インターンとして働く中で、どういう風にプロジェクトが動いているのか、どんな開発スタイルなのかということを知ることができたので、正社員としてエウレカにジョインした時のイメージが沸いてきました。9月からインターンを始めたんですが、3ヶ月が過ぎた12月頃に正社員で働くことを考え始めましたね。
私の考えの中に「行動している人だけを信用する」というものがあります。エウレカにはエンジニアイベントへの登壇やブログ発信、個人プロジェクトを進めているなど行動を起こしている人が多くいます。そういった優秀なエンジニアがいるエウレカで働くことが成長に繋がると感じました。

LAPRAS SCOUTのメールを初めて見た時「これは何だ!」と驚きました

ー LAPRAS SCOUTのことはどのように知ったんですか?

(梶原さん) 実は、過去にエウレカのエンジニアがLAPRAS SCOUTからスカウトを受け取っていて、実際に送られてきたスカウトメールを見せてもらってLAPRAS SCOUTを導入しようと決めました。
私自身もいろいろな採用サービスからスカウトメールを受けることがあったんですが、もっと情報を調べたらわかるのに、調べもせずテンプレートのような文章で送られてくるものが多くて、質が悪いなと思っていたんです。LAPRAS SCOUTは「GitHubのこういうレポジトリを拝見してこう感じた、こういう点に興味を持った」と具体的に書いてあったので、初めて見た時に「これは何だ!」と驚きましたね(笑)。個人が発信しているアウトプットをちゃんと見てくれるサービスは面白いなと思い、その日のうちにサービスの内容を調べて導入を決めましたね。

—実際にLAPRAS SCOUTのサービスを使ってみて、どんなところが良かったですか?

(梶原さん) 一番良いのは、情報をギャザリングしてくれるところです。LAPRAS SCOUTを使う以前からSNSの情報を検索してからスカウトをするようにしていたんですが、とても時間がかかっていました。その作業を自動化してくれているのはとても助かりますね。また、これはLAPRAS SCOUTのシステムに関することではないですが、スカウトに関する疑問や改善ポイントに対してアドバイスをもらえるサポート体制も嬉しいですね。サービスを活用していく中で気づいた問題についても意見を伝えやすいですし、一緒になって最適な対応を考えてくれるんです。例えば、「スカウトメールの件名を効果的に変えたい」といった相談に対しても、「統計的には、こういう情報を入れるとスカウトの返信率が良くなる傾向がある」など明確に返してくれるんです。

—スカウトメールを送るまでの流れについて教えていただけますか?

(梶原さん)スカウトメールを送るときには、まずCTO室でLAPRAS SCOUT上での検索条件を整えて、求めるエンジニアの母集団を抽出します。その後、現場エンジニアにそれぞれの候補者を見てもらい、特にマッチする候補者をピックアップしてもらいます。スカウトメールの細かい文章執筆はCTO室で担当していますが、実際の面談は現場エンジニアが担当するという流れです。ここはまだ試行錯誤ですが、せっかくスカウトしたのだからスカウトにきちんと責任を持つというか、「会いたい」と言ったエンジニア本人がきちんとお会いさせていただくというように一貫性を持たせるようにしています。現場と協働関係を築いて一緒になってやっていくのが大切だと感じますね。

「発言は責務」エンジニアのアウトプットを推奨するエウレカの文化

—エウレカではアウトプットを大切にされているように感じますが、それはなぜなんですか?

(梶原さん)エウレカには「発言は責務である」という行動規範があります。私自身も常々アウトプットが大事という話をよくしています。「アウトプットしよう!」と言うと、すごいエキスパートしかアウトプットできないと思うかもしれません。でも自分が持ってるノウハウの価値は、受け取った人が判断します。インターネットの世界にはいろいろなスキルレベルの人がいるんです。勉強し始めたエンジニアのアウトプットはエキスパートの方にとっては参考にならないかもしれない。でも、自分と同じくらいのスキルレベルの誰かの刺激にはなるはずです。インターネットを通じて誰かが誰かの課題を解決していく、こうやって世の中が良い方に進んでいくんだと思っています。

エウレカではLTイベントを毎月開催しています。エンジニアがアウトプットする機会はまだ多くないので、気軽にアウトプットできる場を作ろうと思いました。社内のエンジニアはそこでスピーカーとしてアウトプットを重ねています。

(鈴木さん)エウレカではインターンでも社員と同じように当事者意識と発言を求められます。インターンであっても発言が的を射ているようならば採用されることももちろんあります。例えば、インターン入社当初はプロジェクトの進め方は言葉でしか示されておらず、イメージしずらかったんです。それについて私が発言したら、デザイナーがモックを用意してからプロジェクトを進めるようになりました。イメージがつくようになって、手戻りが減り、結果として実装しやすくなりましたね。

もちろん、自分の意見が論理的ではないときには指摘されることがあります。それでも、“発言”を責務として、その発言をフラットに受け入れる環境がエウレカにはありますね。

—エウレカさんで働くことの魅力を教えていただけますか?

(梶原さん)我々が開発・運営している「Pairs」は、日本をはじめアジア全体に健全なデーティングサービスの文化を広げ、ひとりでも多くの人が自分の望む人生を手に入れることができる社会をつくっていくことを目指す、社会性が高いサービスです。そのように、自分たちが生み出すサービスが、誰かの人生に与える影響力が大きいというのは魅力のひとつです。また、エンジニアに対する文化を、今まさにみんなでつくり上げているということですね。それに伴い、必要であれば制度もどんどん変えていけばいいと思っているし、今後はハッカソンをはじめもっとみんなで考えて、みんなで作っていくものをどんどん増やしていきたいですね!

 

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