scouty HR TECH LAB

HR TECH・AI企業であるscoutyが、オープンデータを分析して得られた知見や最先端のHR Tech事例を紹介していきます。

スカウトメールから生まれた、転職ではない企業と個人の新しい関係性

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《プロフィール》

両角和軌さん:

Nextremerにてエンジニアとして事業戦略、組織戦略の策定に従事。
「ソフトウェアには組織がパッケージされる」という考えのもと、革新的なソフトウェアを生み出す組織をつくりあげるため日々奮闘中。
前職では大手独立系SIerにて6年間Webシステム開発に従事した後、既存のゼネコン体質のIT業界に見切りをつけ、理想の開発を求めてベンチャー道に飛び込み2016年より株式会社Nextremerに入社。
歌って踊れる系エンジニア。

 

株式会社Nextremer:

AI関連技術の研究開発を行う。対話システムプラットフォーム minarai(http://www.minarai.io/) 事業、大手企業・研究所との共同研究による事業を展開。

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scoutyは従来の登録型転職サービスとは異なり、SNSや技術情報共有サービス、ブログなどのインターネット上に公開されている情報を基にしてエンジニアと企業をマッチングし、スカウトメールを送信できるAIヘッドハンティングサービスです。

scoutyのサービスを通して送られたスカウトメールは、エンジニアそれぞれのスキルや志向性にマッチした企業への転職を提案します。多くのエンジニアがscoutyのスカウトメールをきっかけに転職する一方で、転職とは異なる結果に至ったスカウトメールがあります。

今回の記事では、scoutyから送られた1通のスカウトメールをきっかけにして、scoutyのサービスを自社で導入することになった株式会社Nextremerの両角和軌さんにインタビューしました。

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ちゃんと自分の情報を深くまで見てくれているな、と感じた

ー 両角さんが受け取ったスカウトメールについてお聞かせいただけますか?
2017年の8月に、プライベートで使用しているメールアドレス宛てにscouty代表の島田さんからスカウトメールを受け取りました。
転職サイトやSNS経由で他の企業からスカウトメールを受け取ることもあるので、それと同じようなものだろうと思いざっと目を通すだけで返信はしないつもりでメールを開きました。

でも、読んでいくうちに明らかに他の転職サービスからのものとは違うと感じ、scoutyに興味が出てきてその場ですぐに返信していました。
転職するつもりは全く無かったのですが、私が採用担当だったこともありscoutyの仕組みやそれを開発している企業そのものにとても興味が湧き、一度話を聞いてみたいと思いました。

 

ー scoutyのメールはどんな点が違ったんでしょう?
scoutyからのスカウトメールには、私が書いたブログやQiitaなど記事、githubにアップロードしているコードの内容に言及していて、私のどういう技術に興味を持ったからコンタクトをしてきているか書かれていました。
そのメールでは私が書いた記事とコードのPythonやWebのクローリングに関する内容について言及されていました。
正直、そんなにバズった記事でもなく難しいコードだったわけでもないんですが、だからこそブログ記事やコードをきちんと見ないとその内容には言及できないはずなので、このメールを書いた人はちゃんと自分の情報を深くまで見てくれているな、と感じましたね。

 

ー 実際に会ってみた印象はどうでしたか?
代表の島田さんとランチということで渋谷でお会いしました。
scoutyはAIを利用したヘッドハンティングサービスですが、NextremerでもAIの研究開発をしているため技術的な共通点が多くありいろいろと話させて頂きました。
転職の意思がないことは最初にお伝えしましたが、カジュアルにいろいろな話をさせていただけたので、こういう形で企業やエンジニア同士の横の繋がりを広げる機会としてこれはすごくいいなと感じたことを覚えています。

 

ー そこからどのような経緯でscoutyを導入することになったんでしょう?
Nextremerは今ビジネスが拡大しているフェーズで、人を採用して組織を強化していく計画があります。採用のやり方を見直す中で、元々利用していた採用サービスとリファラルでは、アプローチできる候補者の層や数が限られていることが課題となっていました。もっとタレントプールを増やしていくためには自分たちからアクションしていく必要があり、その方法を考えていたところでscoutyを知りました。
サービスの説明をお聞きし実際に画面を見せてもらったところイメージしていたサービスにぴったりだったので、説明を聞いた後すぐに採用担当にSlackで連絡してそこから数日で導入を決めました。

実はちょうどその時期に、scoutyと同じようにSNSを解析して採用候補者を探すという事を自社の研究でもやろうとしていて、類似の事例を探していたらたまたまscoutyを知りました。なので、お会いする前にscoutyのことを既に知っていて、いいサービスであればうちに導入しようというつもりでいました。

自社で開発するコストを考えると、既にサービス化されているscoutyを導入する方がメリットがあるのは明らかだったので、導入を決めるのは早かったです。

 

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印象が良くなかったのは「自分である必要」が見当たらないメール

ー お話いただける範囲で構わないのですが、scouty以外から今まで受け取ったスカウトメールで特に印象が良くなかったものってありますか?
明らかに大量に同じメールをバラ撒いていると感じるような、例えば集団説明会の案内みたいなものは印象が良くないですね。あと、最初のメールにいきなり面談の日付の候補が書いてあって希望日を聞かれるような内容のものは、話の展開が早すぎるなと思いますね笑。他には、「情報共有」と言っていても、明らかに情報共有目的ではないだろうなということがスカウトメールを読めば簡単に想像できるものだったり。何らかの理由で私に会いたいと言われているのは分かるんですが、「自分である必要」がどこにも見当たらないと感じますね。


ー 「自分である必要」ということは、すごく大事なポイントのような気がしますね
そうだと思います。エンジニアだと特にそれぞれ専門の領域があるので、自分のスキルを評価してもらえたりそれが活きると感じなければ、よっぽど興味がある企業や仕事内容でない限りは刺さらないでしょうね。


ー scoutyを実際に使ってみてどうですか?
とても良いサービスだと思っています。スカウトメールへの返信率も高いです。サービスを運用し始めて2ヶ月ですが、採用に繋がりそうな人も出てきていて(※)、スカウトメールを通じてエンジニアと会う機会も増えている状況です。

※このインタビューの直後に、1名の採用に成功しました。

 

scoutyのサービスを使ってみてわかったことは、転職市場に出てこない優秀な人はたくさんいて、その人たちはネット上で有名ではなくても質が高いアウトプットを公開しているということです。
そのような人たちを見つけられて直接アプローチできるというのがscoutyの大きな魅力ですね。

また、これは採用とは直接的に関係ないのですが、社内で候補者のピックアップに協力してくれているエンジニアたちが候補者を選んでいく中で、「自社にどういう人が必要か」ということを自分ごととして考えるようになってくれたことも思わぬ良い影響でした。

ー スカウトメールはどのように書いていますか?
スカウトメールを書く時はなるべく質を落とさないようにテンプレートのメールにならないように時間を気にせずに書いているので、1通あたり15~20分くらいかけています。最初は文面を考えるのが大変でしたが最近は大分慣れてきて、今では「この人いいなあ、一度話を聞いてみたい!」と楽しみながらスカウトメールを書いています。


ー 大変だと思うところはありますか?
最初はスカウトメールの文章を書くのが一番大変でした。最初のうちは採用を前面に押し出した熱い文章を書いていましたが、書くのにとてもパワーが必要で、今思えばメールを受け取った人が必ずしも共感できる内容ではなかったです。
そんな時に私自身がscoutyからメールを受け取って実際に会った時の体験を思い出して、現在はもっとカジュアルに「あなたのこんな技術のことをもっと知りたい。うちからはこんな話ができるよ」という感じで書いています。
そうすることで、スカウトメールを受け取ったエンジニアも構えなくなるでしょうし、転職を考えていなくてもカジュアルにコミニュケーションを取ってくれるようになったと感じています。
スカウトメールからのやりとりを通して、たとえ転職に至らなくても企業とエンジニアのゆるい繋がりができていく実感があり、とても大事だなと思っています。

scoutyのサービスを通してできている、企業と個人の新しい関係性

ー 「転職に至らなくても、ゆるい繋がりができる」というと、scoutyと両角さんの場合も同じですね
確かにそうですね。
エンジニアは職人というか、自分のスキルで仕事をしている人たちなので、どの会社に属しているかはそれほど重要ではなく、エンジニアからの視点で見るとエンジニア同士の企業を超えたつながりを作っていくことが大事だと考えています。

scoutyのサービスを通してできているゆるい繋がりは、企業と個人の新しい関係性のような気がしています。
これまでは、採用するかしないかという関係しかなかったのですが、ゆるい関係を保っていくことはお互いにとって何かしらのプラスをもたらすと考えています。採用面で考えれば、いつかその人が入社してくれるかもしれないですし、誰か良い人を紹介してくれるかもしれないですよね。

 

ー Nextremerさんが欲しいエンジニアはどんな人なんですか?
Nextremerは外部の研究機関との共同研究や自社研究によって得られた先端技術の知見を元に、世の中に広く受け入れられるソフトウェアを社会実装していこうとしています。
先端技術を扱うという性質上、ある課題に対して全く同じ事例があることは少ないので、幅広い分野の技術に興味を広げて様々な解決方法をトライする必要があります。

具体的なスキルとしては、自然言語処理機械学習の理論が理解できることや実装スキル、もしくはWebアプリケーションの構築・運用に関わる技術を持っていることが必須と考えています。


でも採用にあたりそれ以上にNextremerが最も大事にしているのはその人が持っているマインドがうちのカルチャーにフィットするかどうかです。
Nextremerには「現状維持は衰退の一方」「悩む前にまずやってみよう」というカルチャーがあり、常に革新を求めてチャレンジをしていくことが推奨されています。
このようなカルチャーは人によって合う合わないがあると考えていて、その価値観がズレてしまうとお互いに不幸な状況になってしまいます。


実際のところ優秀な人であればスキルは後からいくらでも身につけられますがマインドを変えることはとても難しいので、Nextremerではカルチャーフィットを一番に重視しています。


ー ありがとうございました!scoutyに伝えておきたいことはありますか?

今は採用要件を自分たちで考えて、マッチする人をscoutyのシステムが提案してくれていますが、機械学習の技術を活用して、まだ自社では気づいていないけれど実は自社に向いているかもしれない候補者を提案してくれる機能があったら嬉しいです。
あと、この記事を読んでいる人に、私が楽しんで書いたメールが明日はあなたに届くかもしれないということを伝えたいですね笑

 

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エンジニアの7割は3年以内に転職!? 職種ごとに見る勤続年数分布

scoutyの広報担当の伊藤です。scoutyでは、人工知能機械学習を活用してWeb上のオープンデータを分析することで、エンジニアのスキル・志向性の判定や、転職可能性の予測などを行っています。

※11月8日(水)に転職可能性予測のβ版をリリースしました。
【scouty、転職に関連するSNS投稿などを基にした「転職可能性予測」のβ版をリリース】
https://scouty.co.jp/news_release/5


プレスリリースでは、転職可能性を予測するアルゴリズムSNS投稿の情報を組み込んだことを前面に押し出しましたが、同時にアルゴリズムは候補者の職種も考慮するように変更されました。
候補者のこれまでの経歴から予測した転職傾向と現在所属中の会社の転職傾向、職種ごとの転職傾向などを組み合わせて、より精度の高い転職可能性予測へと改修をしています。

今回の記事では、上記アルゴリズム開発中に判明した、職種ごとの勤続年数分布について紹介します。

エンジニアの7割は3年以内に転職!? 3年以内の転職が最も多いのは……

オープンデータから抽出した5つの職種(CxO・セールス・エンジニア・人事・マーケター)について、1つの企業での勤続年数を算出し、平均の値を取りました。
その結果が下記のグラフです。


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少し見にくいので、3年ごとの勤続年数のグラフも見てみましょう。


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5つの職種ともに3年以内の転職が約6〜8割にのぼり、非常に多いことがわかりました。日本社会における人材の流動性が高まっていることが、オープンデータからも証明されています。どんな職種であっても、3年以内に過半数の人が転職してしまうということは大きな驚きでした。

3年以内での転職が最も多いのは、マーケター (79.1%) で、次に人事・採用担当者 (74.5%) が続きます。エンジニア (70.9%) は、他の職種に比べて転職が早いという印象を持たれていることがありますが、オープンデータから取得した実績の情報を見てみると、実際にはビジネスサイドの職種でもエンジニアよりも転職が早いものもあることがわかります。また、採用や部門構成、人員配置を行う立場の人事・採用担当者の転職が多いことも印象的です。

最も3年以内の転職率が少ないのはCxO(CEO、COO、CTOなど)で、56.2%でした。当然ではありますが、より経営に近い役職になると早々に転職することは少ないようです。
しかしながら、1年未満での転職はエンジニア、セールスよりも多いのが興味深いポイントです。スタートアップの60%は1年以内に倒産するとも言われています。1年未満でCxOが転職してしまうのは、会社自体がなくなってしまうからなのかも知れません。

職種ごとの勤続年数から見える、リクルーティングの好タイミング

職種ごとの勤続年数の分布を見てみると、効率的なリクルーティング手法が見えてきます。
3年以内に転職をする人が約6〜8割と多いことから、2〜3年以上の勤務年数があれば一度オファーを出して現職に残ったとしても、継続的にコンタクトを取ることで、転職のタイミングに自社への転職を検討してくれるかも知れません。1年目であっても約2割〜3割は転職しますので、候補者が他社に転職したばかりでも、まずはコンタクトをとり、長期間の計画を立てて継続的に採用活動を行うことが有効です。

今回の記事では、大きく5職種にわけて分析したので、やや大味なデータとなりましたが、職種ごとの転職傾向を分析することは採用活動で非常に重要といえるでしょう。

scoutyでは、今回紹介した5つだけではなく、より多様な職種に分けてそれぞれの転職傾向を算出しています。
さらに、職種以外にも候補者やその所属会社の特徴量を考慮することで、より精度の高い転職可能性予測を実現できます。今後は、より精度を高めるために転職に繋がるWeb上でのアクションや、勤務中の会社の設立年数や規模のような、より詳細な属性分けをアルゴリズムに組み込んでいく予定です。

今後もscouty HR TECH LAB では、オープンデータを基にして得られた分析結果を紹介していきます!

「別企業への内定から一転、2日で決めたscouty入社」リードエンジニアshowwinがscoutyで働く理由

こんにちは、scoutyリードエンジニアの伊藤 勝梧です。9月13日現在、scoutyの社員は5人なのですが、すでに広報担当の伊藤 哲弥と名字が被っており、社内ではネット上の名前 showwin(読み: しょーうぃん) と呼ばれています。

社員紹介シリーズ第三弾ということで、今回は3人目の社員である私のバックグラウンドから、scoutyで今後何をしていきたいのかまでお伝えします。

 

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大学時代

プログラミングとの出会い

リードエンジニアを名乗っている私ですが、プログラミングを始めたのは大学からで、中学生や高校生の頃はプログラミングをしたことがありませんでした。小学生の頃に父親にHTMLをいやいや少し書かされたぐらいで、普段はMacでネットサーフィン(死語ですね笑)ばかりしていました。
大学では情報学を専門にしていましたが、入学時は経済学部や薬学部と迷っていたので、そこまで情報学に強いこだわりがあったわけではありません。当時Appleが大好きだったので、彼らと同じような業界に進みたいなぁという漠然とした思いで選んだ記憶があります。

 

京都大学に入学したあとは、KMC(京大マイコンクラブ)というサークルに入り、Webサービスを作ることに興味があったので、Railsの勉強会に参加しました。大学3年生の頃にはWebサービス作成に必要な(浅い)知識は一通り持っていたので、企業や個人相手に受託開発を行って小遣い稼ぎもしていました。起業を予定していた医者からは、医者向けの予定管理サービスを受託開発し、広告代理店と一緒に世論調査のためのアンケート投稿サイトを作ったりしていました。その時稼いだお金で買ったMacBook Pro(Late 2013)を今でも仕事で使っているのですが、あれからもう4年も経つのか…という気持ちになりますね。笑

 

代表島田との出会い

代表の島田と出会ったのは、京都大学時代です。同じ学科の同期で、研究室も同じだったので、4年間ほぼ毎日顔を合わせていました。
彼は大学入学時から起業したいと言っていて、私も会社を立ち上げることには興味があったので、二人とも起業に関する授業を取っていました。ある授業では、仮想で会社を作ってビジネスモデルを発表する課題があったのですが、島田と同じグループになり彼がCEO役でぼくがCTO役みたいなことをやった記憶があります。笑

 

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scoutyへの入社

別企業への内定から一転、2日で決めたscouty入社

大学卒業にあたり、起業は30歳ぐらいになってやりたいこと見つかってからで良いかなと思っていたので、一般企業に就職することを決めました。大学時代に受託開発を行なっていたこともあり、その流れで受託開発を行っているフルリモートワークな会社に入社しました。社員全員がリモートワークをしている会社だったので、全員が集まるタイミングも年に1、2度ぐらいしかなく、半年以上一緒に働いているのに忘年会で初めて顔合わせ。みたいなこともありましたね笑
そこで働いて1年半ぐらいが経ち、リモートワークの良さも十分に享受して、仕事でも一通りスキルは身につけられたので、そろそろ東京で通勤しながら働きたいなという思いが芽生えました。また、受託開発では0→1で新しくサービスを作る部分は何度も経験できたのですが、その後サービスを運用して1→10や10→100にしていくフェーズは経験できなかったので、次は自社サービスを持っている会社で運用の経験を積みたいと考えていました。

 

そんな思いで転職活動をしていて、それが実現できそうな企業から内定を頂けたので、その企業で働くべく、住居探しのために上京したところ、突然代表の島田から食事に誘われました。
食事の後、なぜかそのまま共同創業者の二井がいる部屋に連れて行かれ、「scoutyを一緒にやらないか」と誘われ……その翌日にはscoutyの入社承諾書にサインしていました笑

 

自分の思いが実現できそうな企業の内定から一転、社員が2名しかいないできたばかりのスタートアップに3人目の社員として働くことになりました。
scoutyで働くことにした決め手は、大学時代の仲間と一緒に起業できる機会は滅多にないのでそれを逃したくないという思いと、未知の経験がいろいろできて技術面以外でも学べることが多くあるだろうなという期待、そして「一発当てて世の中変えてやるぞ!!!」という”やっていき”の気持ちでした。

scouty開発体制の成長

社員1人での開発の日々

2016年11月に入社して2017年9月まで (エンジニアインターンたちの手を借りつつも) 、エンジニアの社員は私1人で開発してきました。
インフラはAWSを使っており、入社当時はElastic Beanstalkを使っていましたが、アプリケーションサーバーの前段にNginxを入れられないところや、PythonのバージョンがEBに依存せざるを得ない部分に不満があったので、Docker、ECSを導入したり、サービスの拡大や扱うデータの増加にともないCacheやKVSの導入も行なってきました。入社当時はクローズドβも提供していない状態だったので、DBも冗長化されていませんでしたし、サービスを提供しているインスタンスも1台だけ片方のAZで動いているという状況でした。
入社した当時と今のインフラ構成を比較するとこんな感じになります。

 

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2016年11月(入社時)

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2017年9月

 

エンジニア1人体制から、4人のチームに

嬉しいことに年内に新しく3名のエンジニアの入社が決まり、 今後は私1人ではなく、チームとして成果を出すことが必要になってきます。
私自身は、マネジメントの経験を持っているわけではないので、組織の拡大と共に勉強していかなければならない身です。先日も及川 卓也氏にメンタリングしていただき、(島田はプロダクトマネジメントの勉強を)私はエンジニアマネージャーとしての役割を認識することができ、マネージャーとして第一歩を踏み出せたように感じています。(ほんの小さな一歩ですが…)
scoutyの採用方針の1つとして、「自社の人材にないスキルを持っている人を採用する」というものがあり、採用を通して組織としてできることが次々増えていくような組織作りをしたいと考えています。今度入社していただく3名のエンジニアもぞれぞれ、プロジェクト全体の大域的なコード設計が大得意、データベースのチューニングのスペシャリスト、機械学習(ランキングアルゴリズム)に長けているといった強みを持っています。過去の経験や自分の強みを活かしながらも、新しい領域にも挑戦してもらい常にスキルアップしつつ仕事ができる環境を整えていきたいです。

 

長くなるので詳細はまた別の記事に書きますが、エンジニアの評価軸についてもエンジニアが自分たちで作り上げていくようなものを採用しており、全員が納得して働けるような組織を目指していきます。

 

scoutyでは、現在エンジニアとBizサイドのメンバーを募集しています。
最先端のAIプロダクトで世の中からミスマッチを無くすというscoutyのミッションに共感いただいた方はぜひご連絡ください。

「スタートアップこそ低リスク」共同創業者 二井のscoutyを設立した理由

こんにちは、scouty広報担当の伊藤哲弥です。
今回は、scoutyの共同創業者である二井にscouty設立や仕事についてインタビューしました。

 

scoutyは代表の島田と二井が2016年に設立した会社です。
設立当時、島田はエディンバラ大学大学院の学生だったため、実質的に国内で動いていたのは二井でした。
当時から様々な業務をこなすマルチプレイヤーだった二井。京都大学から大手企業に就職した優秀なビジネスマンだった彼がどうして起業という道を選んだのか。代表島田との出会いや設立当時の苦労話、スタートアップで働くことの価値まで訊いてみました。

 

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学生から社会人まで、7年間を過ごした京都時代

ー 二井さんと島田さんは同じ京都大学出身ですが、具体的にどこで出会ったんですか?

僕と島田の出会いは、島田が京都大学に合格発表を見に来ていた時です。
僕は島田より2つ年上なんですが、もともと、彼のお兄さんが僕の学部の先輩だったこともあり、「これ、俺の弟で4月から京大生だから」と紹介されました。島田は当時も今も尖っている人間ですが、初めて会った時は「真面目そうなやつだなあ」と思ったのを覚えています。たぶん、彼のお兄さんがすごく破天荒な人だったので対比して真面目そうに見えたんでしょうね(笑)。

 

ー 在学中はどんな関係だったんですか?

島田のお兄さんが、友人同士で運営しているシェアハウスに住んでいたんです。
当時そのシェアハウスの住人は、全員僕の先輩だったので、よく通っていました。いわゆるたまり場ですね。
そこに島田自身も住むようになり、彼との本格的な付き合いが始まりました。
当時から、島田は「いいプロダクトがあれば必ず売れる」って言っていて、僕が「それだけじゃ売れないから営業という仕事があるんだ」なんて議論を交わしていました。
その時は将来一緒に起業するなんて考えていませんでした。

 また、島田は学生の頃からフリーランスでカメラマン・デザイナーとして稼いでいたり、作ったプログラムに買収のオファーが来ていたりと、非凡な才能を発揮していて、後輩ながら尊敬できる男でした。

 

ー 京都大学を卒業した後は何をしていたんですか?

大学を卒業して、楽天株式会社に入社しました。
楽天は現在では従業員数5,000人(単体)を超える大企業です。覚悟を持って東京に出たのですが、僕は京都配属の辞令が出て、わずか3ヶ月で京都に舞い戻りました(笑)。結果的に学生時代から社会人生活まで7年間を京都で過ごしたので、第二の故郷のような感覚を持っています。

 

楽天では、入社からずっとECコンサルタントという、楽天市場に出店している企業のコンサルティング業務をしていました。法人営業や、MDなどについてのマーケティング知識、融資についての財務知識など、現在会社を経営している上でも役立っている経験を幅広く得ることが出来ました。

 

楽天に入社して3年目、一通りの業務をこなせるようになり、将来について考える時間が増えました。30歳までの残り5年、将来の仕事の幅をより拡げていきたいと思い、Qrioというハードウェアを扱うベンチャー企業に転職しました。
Qrioでは、各種ECサイトの立ち上げ、クラウドファンディングの立ち上げを主に担当していました。その他にも、製品の生産管理や、B2Bの提携案件に携わったり、ソフトウェアの要件定義など幅広い業務に関わりました。

 

そこで培ったビジネスに関する様々な経験、特にスタートアップ企業のスピード感や文化を肌で感じられたことは、scoutyを設立するにあたってとても役に立ちました。
scoutyの起業がなければ、今でもQrioで働いていたと思います。

 

Qrioでは半年ほど働いて、その後いよいよscoutyを立ち上げることになります。

 

起業はリスクではない

ー なんで起業という選択をしたんですか?

楽天をやめる時にいろいろ考えました。自分の能力と収入を最も高められる仕事は何か、と。そして、どんな時代・国でも好きなことをして、稼げるようになりたい。そんなことを思っていました。
今の時代の日本にあてはめると、それは0→1の事業を作っていく能力であり、経営する能力であると考えました。この2つの能力が今の時代、最も希少で、価値のある能力と判断したからです。

 

世間一般では、ベンチャー企業に飛び込む、起業をする、ことをリスクと捉えている方が多いかもしれません。でも、僕は自分の能力がコモディティ化して、将来稼げなくなる方がリスクであると考えるタイプの人間でした。

 

もし会社が潰れてしまっても、スタートアップで会社を大きくしたそれまでの経験・能力があれば次の会社を作れるし、別のスタートアップはもちろん、大企業にも転職が出来る。そんな風にきちんと退路の算段を立てつつ、戦略的にスタートアップに飛び込みました。あまりリスクと捉えていなかったので、創業1年目ではありますが今年結婚もしました(笑)。

 

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ー scoutyを設立したのは島田さんがまだスコットランドにいる時ですよね?

そうですね。島田がまだスコットランドエディンバラ大学の大学院に在学中に登記を行い、実際の事業開始は2016年9月からです。それまでの間、水面下で事業を進めることになったのですが、僕は東京にいましたから、創業者が別々の国にいながらのスタートでした。

 

設立のきっかけは、スコットランドにいる島田からある日突然連絡が来たんです。

「起業しようと思うんだけど、二井さん一緒にやろうよ」って。

 

当時ベンチャー企業に転職してすぐだったこともあり、一旦は断りました。しかし、僕の中で島田寛基という男は特別だったんです。自分の友人の中で一番優秀だと思う人間から声をかけられた。そして、彼も自分の能力が必要だと言う。正直嬉しかったですね。これが人生最大のチャンスだと思い、一緒に立ち上げることを決めました。

 

ー 設立当時は大変じゃなかったですか?

実は、思い返してみても設立から今に至るまですごく苦労した記憶というのはないんです。ただ、日々新しいことを学んでいた毎日でしたね。当時は会社を運営する知識なんて全くなかったので、弁護士や社労士の言っている言葉の意味ががわからず、その時に「プロの言うことは素直に聞いて吸収しよう」という考えを身に付けましたね。

 

当時も今もそうですが、スタートアップにいると、これまで知らなかったことを知ったり、できなかったことができるようになったりという体験を毎日積み重ねされます。こういう環境で1年間もがき続けて事業を大きくできているという体験は、自分を成長させてくれるし、自信にもなっています。

 

創業以来唯一苦労したのは、不動産契約でした。
当時は売上もない中だったので、不動産の審査に通らなかったんです。ちゃんとしたオフィスが契約できなくて、設立から2ヶ月間くらいはVCが運営するコワーキングスペースで仕事をしていました。
設立したばかりで、社長も大学院を卒業したばかり。社会の洗礼を受けた気分でした。社会的な信用がない中でオフィスを探し回ったあの経験は繰り返したくないですね。
当時はオフィスが無いからインターネット回線も契約できずに、モバイルWi-Fiを使ってました笑。

 

その後、ようやく今のオフィス(プリメーラ道玄坂)に入居が決まり、1年弱が経ちました。
9月には新しいオフィスへの移転も決まって、会社が拡大してきていることを実感しています。

 

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移転直後のscoutyオフィス

試行錯誤を通して生まれたscoutyの「仕事の型」

-2017年5月にオープンβ版を公開し、それまでと比べて何か変化はありましたか?

オープンβ版の公開とともにプレスリリースを配信して、多くのメディアに掲載されて、問い合わせが多くなりました。
認知が高まっているということを日々感じています。

 

仕事の型ができてきたというのは大きな変化であり、成長ですね。
以前は、スカウトメールを試行錯誤しながら自分で全部書いたりしていました。
もともとHR業界の出身でもなく、エンジニアでもなかったので、エンジニアの方向けにスカウトメールを書くのは、非常に苦労しました。時にはクライアントにフィードバックをもらいながら、日々改善をしていたんですが、今では成功しやすい型ができてきたと感じています。

 

当時は、プロダクトややっていることの方向性に自信はありつつも、「本当にこれで使ってもらえるのか」という不安が大きかったですね。でも、今ではいろいろな企業にお金を払って導入いただいて、内定者も獲得できている。間違ってなかったことが証明できて、ある種ほっとしています。

 

ー 二井さん自身の仕事内容に変化はありましたか?

つい最近までは開発以外の業務ほぼ一切を私がやっていました。製品開発が命の会社なので、エンジニアには極力雑務をやらせたくなかったんです。
でも今は、社員やインターンが増えたことで彼らに僕が抱えていた仕事を渡すことが出来ています。社員もそうですが、インターンも優秀なので、インターンたち自身で業務改善をしてくれるので、僕が1人でやっていたころよりも質の高い仕事をしてくれていますね。
仕事を任せられるようになったことで、僕自身が行える業務の幅も改めて広がっています。
あとはスペシャリティを持っている社員が増えたことで、scouty全体としてのやれることの幅も広がっていることを実感しています。

 

僕自身は、少しだけ余裕が出てきて、より全体をみて、開発に関してもBizサイドから見て、いつまでにこれが必要だからこういうスケジュールでやってほしい、という開発への関わり方もしっかりと考えられるようになりました。やはり顧客に一番近いのは、Bizサイドの人間なので、責任を持って意見を出していく必要があります。エンジニアの仕事を理解しながら、適切な距離感で意見を出していくことを意識しています。

 

ー ちなみに、休日って何してるんですか?

休日は趣味の体操をやっています。高校・大学と続けて社会人になった今も続けています。「今日は19時に帰って体操!」と決めて、仕事を切り上げていますね。

 

僕は京都にある体操チームに所属していて、1年に一回大会に出るんです。
普段は合わない仲間達と集う時に、恥ずかしくない演技ができるよう日々トレーニングを続けています。体操って、サボるとすぐにばれるので笑

 

ちなみに、僕が得意な種目は吊り輪です。
吊り輪って、才能だけでなく努力の結果が顕著に表れるんです。
僕はセンスがあるタイプではなかったので「僕より上手いやつに試合では勝つ」というポリシーで練習を続けていました。
ビジネスでも同じですね、日々努力して積み重ねていっています。

 

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ー 最後に、今後のscoutyと二井さんの展望を教えてください。

これまでの一年で0から1を作り出すフェーズをなんとかやってこれた、事業として形になったということは大きな自信になっています。これから一年でscoutyのビジネスは1から10、10から100のフェーズに進みます。会社の成長に合わせて、自分に求められる役割も変わってきます。
今からのメンバーは自分よりも優秀な方を採ることになるので、しっかりと自分自身を成長させていきたいですね。

 

scoutyでは、現在エンジニアとBizサイドのメンバーを募集しています。
最先端のAIプロダクトで世の中からミスマッチを無くすというscoutyのミッションに共感いただいた方はぜひご連絡ください。

返信率5倍!?スカウトメールの返信率と文内URLクリックの関係とは?

scouty代表の島田です。scouty HR TECH LAB 「スカウトメールを科学する」カテゴリでは、scoutyが運用されることで溜まったスカウトメールに関してのデータを分析・解析して得られた知見を、ヘッドハンターやエージェント・企業の人事担当者向けにお届けしていきます。

第1回は、スカウトメール文面内にあるURLクリックと、返信率の関係を定量的に考察していきます。

返信率と文内URLクリック有無の関係性を調査!

scoutyを利用する企業が一定期間の間に送ったスカウトメール総サンプル数800通のうち、

  返信が来た 返信が来ていない
URLクリックされた 102 173
URLクリックされてない 35 490

これらの結果から条件付き確率を計算すると、

  • URLがクリックされた時、返信が来る確率 = 37.0%
  • URLがクリックされなかった時、返信が来る確率 = 6.6%
  • 返信が来た時、URLがクリックされていた確率 = 74.4%
  • 返信が来た時、URLがクリックされていない確率 = 25.6%

のようになります。

つまり、 URLクリックされたメールは、URLクリックされていないメールに比べて約5.6倍もの返信率があるということになります。

この事実の理由として、

  • URLをクリックし、クリックした先の情報を見て興味を持って返信したから
  • そもそも返信するつもりで、会社に興味もあったのでURLをクリックしたから

という2つの可能性が考えられます(鶏が先か卵が先か、問題)。前者の場合を考えれば、URLをメール文面内に含めることで返信率が上がる可能性があると結論付けることもできます。これを厳密に検証するためには、URLを含むメールと含まないメールをランダムにサンプルした対象に送って比較する必要がありますが、それでも有意な相関関係は存在するでしょう。

クリックされやすいURLとは?

URLがクリックされたほうが返信率が上がるということがわかりました。次に、スカウトメール内のどういったURLがクリックされやすいか検証してみます。次の表は、上記の実験を行ったメールサンプル内のURLをタイプ別に分け、そのうちサンプル数が100回を越えたものを表しています。

URLタイプ クリック率
送信者の個人Facebook 14.0%
送信会社に関するニュース記事 15.6%
送信者の個人Twitter 15.7%
送信会社のWEBサイト 15.7%
送信会社のWantedlyの記事・Wantedlyの募集 24.3%
送信会社に関するインタビュー記事(Wantedly除く) 31.7%
URLには基本的にリンク先のタイトルも添えているので、メールを受け取った人は、大まかな内容が分かった状態でURLをクリックすると考えられます。
その上で上記の結果からわかることは、自社のWEBサイトのトップページなどよりも、インタビュー記事の方がクリック率が高い、ということです。Wantedlyの募集や記事も、インタビューを含んでいるせいか、一定のクリック率があるようです。

まとめ

「URLクリックと返信有無に正の相関がある」という事実と、「インタビュー記事/Wantedlyページのクリック率が高い」という事実から導き出せるのは、「スカウトメール内にインタビュー記事/Wantedlyページ のURLを含めることで、スカウトの返信率が高まる」ということです。また、返信があるケースで、メール内の複数のURLをクリック(メール内URLの回遊)するケースも多く見られるので、複数のURLを挿入するのも有効かもしれません。

scouty HR TECH LABでは、今後このようなスカウトメールに関しての統計情報や、機械学習による分析結果なども配信していく予定です。今後、以下のようなトピックに関して、調査・配信予定です!

  • スカウトメールの返信と相関性の高い/低い単語とは?
  • 入れると返信率が上がる一文とは?
  • スカウトメールを送るべき時間帯・曜日は?
  • and more..

また、scoutyでは、今後こういったスカウトメールや候補者の流入経路の分析を各社ごとにできる「スカウトアナリティクス」機能をリリース予定です。今後のリリースにご期待ください!

私がscoutyを設立した理由

はじめまして。scouty代表の島田です。scoutyでは世の中からミスマッチを無くすことをミッションとして、企業とエンジニアをAIでマッチングするサービスを提供しています。

今回は、なぜscoutyというサービスを始めるに至ったのか書こうと思います

人工知能研究にどっぷりはまった学生時代

私は小学2年生の時に始めてパソコンを触り、小学5年生でゲームを作りたいと思いプログラミングを始めました(初めて触った言語はN88-Basic)。以降、高校生でWEBデザインを学び、大学では計算機科学科に進み、人工知能に興味を持ち始めました。特に「人工知能による創作活動やデザイン」に興味を持ち、学部時代は、プロのデザイナがつくったロゴデザインやアートを教師データとして機械学習し、美しい配色を提案するというアルゴリズムを作ったりしていました。学部での卒業研究では、マルチエージェントと呼ばれる人工知能技術を使ってWEBレイアウトを自動で行なう研究を行いました。

 

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大学時代の自動WEBレイアウトアルゴリズム

卒業後、より実践と応用に根ざした教育とより高度な専門性を求めて、スコットランドエディンバラ大学院に留学し、MSc in Artificial intelligqence を取得しました。修士課程では最先端のディープラーニング自然言語処理を学び、「人間の知識や概念をコンピュータ上でどう表現し、推論すべきか」というテーマで論文を書き、グラフを使った新しい知識表現手法を提案しました。

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エディンバラ大学情報科

 scoutyの基となった退職率予測アルゴリズムや、マッチングアルゴリズムSNSデータからのプロファイル予測アルゴリズムは、エディンバラ大学院在学中に思いついたものがほとんどでした。

才能が埋もれてしまう社会を変えたい

人は常にミスマッチを抱えて生きています。たとえミスマッチが顕在化していなくても(本人が理解していなくても)、今よりも良い選択肢は常に存在しているはずです。しかし、人は目の前に無い選択肢には気づくことすらできません。それによって、本来あるかもしれない貴重な機会を見逃しているケースをたくさん目にしてきました。

自分が大学院にいた頃、まわりの友人の多くは就職活動をしていました。その中に、デザインの才能があるクリエイティブな友達がいたのですが、彼もまた就職活動をして、大手の広告代理店に就職しました。彼はブログで文章を書いたりロゴデザインをしたりするのが得意だったはずなのに、毎日終電までエクセルをいじる日々を過ごしていると聞き、転職を勧めましたが、私は他に良い選択肢を提供することもできなかったので、彼が転職をすることはありませんでした。

日本だけでも1億人以上の人がいる中、こういったミスマッチを人力で解決することはもはや不可能です。そこで思いついたのが、ネット上に人々がオープンにしているデータを解析することで、その人が潜在的に抱いている好みや不満をあぶり出して、その人に最適な選択肢を提供できるのではないか?というscoutyの構想でした。

scoutyが世の中のミスマッチを無くす

私は、「自分さえも気づかなかった可能性」を人々に届け、ミスマッチを無くす手段として、オープンデータと人工知能を使うことを決めました。その人個人に最適な選択肢を届けるためにはその人のことを深くまで理解しなければいけませんが、一人一人と会って話すのは大変な上、スケーラブルではありません。人がふだん残している行動や言動の痕跡としてオープンデータを使うことで、単なる性格診断やスキルによるマッチを超え、本人を理解した本質的な「マッチング」が実現できると考えました。

scoutyは、最初に人、特にエンジニアと企業とのマッチングをテーマに選びました。

政府も「働き方改革」ということばを掲げているように、今、人材業界・人々の働き方は変遷の時を迎えています。人材のソーシングの仕方は、従来の求人広告型のものから、リファラル採用やダイレクトリクルーティングのような新しいやり方に変わりつつあります。今後、履歴書を書いて、イベントや会社訪問に奔走し、行きたい会社を数社の選択肢から決めるという従来の転職活動のあり方も、よりデータドリヴンで効率的なあり方に変わっていくことでしょう。

scoutyは、テクノロジーの力で、世の中のミスマッチを無くします。

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scoutyでは、現在エンジニアとBizサイドのメンバーを募集しています。

最先端のAIプロダクトで世の中からミスマッチを無くすというscoutyのミッションに共感いただいた方はぜひご連絡ください。

 

他のチャネルで出会えない優秀なエンジニアに出会えた

ーfreee株式会社 栗林由季

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《プロフィール》

栗林由季様:

情報通信関連の商社で営業としてキャリアをスタートし、その後採用を担当。2014年2月にfreeeに入社し、採用活動を通じてfreeeの魅力について情報発信を行う。入社から200名以上の採用に成功。freeeテニス部部長。

freee株式会社

クラウド会計ソフト freeeを中心に、スモールビジネスのためのビジネスプラットフォーム事業を展開。

 

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エンジニア採用で感じた壁を壊すために…

freee社にjoinしたタイミングはいつ頃ですか?

私は2014年に入社しました。

その時は人数規模も20名程度で、人事というよりも総務含むbackoffice全般を担当していましたね(笑)そこから200名以上を採用をし、現在は300名程度まで社員数を伸ばすことができました。

 

ーエンジニア採用において難しさを感じることはありましたか?

はい。

そもそも母集団が少ない職種なので、一緒に働きたいエンジニア層へのリーチと動機付けが難しいと思っています。

 

ーなぜscoutyを使おうと思ったのですか?

採用では、エージェント・求人広告・ダイレクト等多くのチャネルを活用してきたのですが、エンジニア採用はエージェント経由での採用はなかなか難しく、現在、経由の中心はダイレクトと社員紹介ですね。

今ダイレクトとして活用しているものが、メインとしてはWantedly・Green・LinkedIn等各媒体になるのですが、これらの層にいないような人たちにfreeeを知ってもらいたい、というのが一つのきっかけでしたね。

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scoutyを使ってみて見えた世界

ー他媒体と比較した時、scoutyならではの強みはありますか?

ありますね。

他の媒体では既にお会いしている方や、お声がけさせていただいた方と同じ方を見かけることも多いのですが、scoutyの特徴としてはそれが少ないので、母集団の違いを感じますね。

やはり先程もお伝えした通り、転職したい層だけにダイレクトに声をかけて採用活動を行うことは限界があると思います。転職をまだ考えていない優秀な方に、いち早くfreeeの情報を伝えられることがscoutyの強みだと思います!

そもそも転職活動に媒体やエージェントを使わない方も多いじゃないですか。もちろんご利用される方もいらっしゃいますが、知人経由やアウトプットを見て企業からスカウトされる方も多いため、なかなか媒体やエージェント経由で優秀な方にお会いすることも難しいなと感じております。

 

scouty経由で面談に来る候補者の特徴はありますか?

他の媒体に比べ、転職潜在層がより多いと感じます。

積極的に転職を考えてる方は3割程度ですかね。お会いした際にその辺りをヒアリングすると、「実は考えています」「ちょっと考えています」という方がいらっしゃるんです。

転職市場に出回らない優秀な方が多いので、freee側でどれだけ候補者の動機付けをするか、転職意欲をあげるか、が採用成功を納めるキーになりますね。

 

ーAIを活用していますが、面談されてどこまでスキルマッチをしていますか?

非常に優秀な方と比較的お会いできております。もちろん全員が完全にスキルマッチするわけではありませんが。(笑)

scouty経由ではオフィス案内や、freeeのエンジニアを紹介しております。現場エンジニアにヒアリングすると、scoutyは技術力の高い方と会えるツールなんだろうなと思ってくれていますね。

スキルマッチ観点では、現場エンジニアも満足していますね。

 

ー転職潜在層との面談時に気をつけてていることはありますか?

そうですね。あくまでも情報共有などのカジュアル面談という位置付けをしますね。ざっくばらんにお話をして、freeeの魅力を伝えることをメインにしています。

面談時に、「今って実際どういう興味を持って来られましたか?」というのを聞くんですね。そこで「実は少し転職を考えています」という方は、次回の面談の提案をし、動機付けを重ねていきます。転職意欲が全然ない方でも、一緒に働きたい方であれば、その人のモチベーションが上がる社内エンジニアにガンガン会っていただきますね。ここはしつこくやっていきます。(笑)

興味を持って頂いた場合は本選考に入るイメージですね。

後は通常通りマッチングすれば内定を出させていただき、ご入社いただく流れです。

 

ー運用面での負荷はありましたか?

運用の負荷は、他の媒体と変わらないためほとんど感じません!

負荷の注意としては、非常にカジュアル要素が強いので、転職潜在層へのカジュアル面談数が多い点は他媒体と切り分けて考える必要がありますね。

ただ採用ってそのくらい時間をかけてでも大切なことだと思いますので、負荷とは感じておりません。実際に一名採用へと至りましたしね。

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まだ出会えていない優秀なエンジニアにアプローチをしたい

ー今回scoutyを利用することで一番良かったことは何ですか?

通常のスカウトでは出会えない方々に、出会えることですね。

実際に約3年間、エンジニアの採用で沢山の方にfreeeへ遊びに来ていただきましたが、まだまだ出会えていない層の方々はいるのだと感じました。

 

ー今後、scoutyに期待することは何ですか?

そうですね。

今後も、よりオンリーワンに届けるべく、選ばれた数人に対して丁寧に送付するスタイルを続けて欲しいと思っています。scoutyは何百も来るメールの一つにならいないような、そんな特別な存在であって欲しいですね。

特別感を出すことで、候補者の転職意欲をアップさせたり、我々人事の面談工数も有意義に活用することができます。

良い人材を採用できる様に、引き続きよろしくお願いいたします!

 

ーありがとうございました!

 

 scoutyについて

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scoutyは、日本初のAIヘッドハンティングサービスです。オープンデータから取得した優秀な潜在エンジニア層から、あなたの会社に最適な人材を人工知能が見つけ出し、スカウトすることができます。

  • 最近、優秀なエンジニアに出会えない
  • 機械学習人工知能エンジニアなど、採用難易度の高いエンジニア採用に苦労している
  • 既存の採用経路に限界を感じている
  • GitHub採用にチャレンジしたいけど、工数が足りない
  • 転職潜在層にアプローチしたい

このような課題をお持ちの方は、ぜひご利用を検討してみてください。
ご利用を検討中の方は、こちら から資料請求いただけます。